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令和6年9月26日「令和5年度 過労死等の労災補償状況公表 厚生労働省」

2024年9月26日

厚生労働省では、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や

仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害の状況について

労災請求件数や「業務上疾病」と認定し労災保険給付を決定した支給決定件数(「業務上」と認定した件数)などを

平成14年以降年1回、取りまとめて報告しています。

報告書によると、過労死等に関する請求件数は、4,598件(前年度比1,112件の増加)、支給決定件数は1,099件(前年度比195件の増加)

うち死亡・自殺(未遂を含む)件数137件(前年度比16件の増加)となっています。

事案別には、以下のとおりです。

①脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況

 請求件数は1,023件(前年度比220件の増加)うち死亡件数247件(前年度比29件増加)

 支給決定件数は216件(前年度比22件)うち死亡件数は58件(前年度比4件増加)

②精神障害に関する事案の労災補償状況

 請求件数は3,575件(前年度比892件の増加)うち未遂を含む自殺件数212件(前年度比29件増加)

 支給決定件数は883件(前年度比173件)うち未遂を含む自殺件数は79件(前年度比12件増加)

脳・心臓疾患、精神障害ともに請求件数、支給決定件数で前年度よりも増加をしていますが

中でも精神障害にかかる労災請求件数にいたっては前年度比33%の増加となっています。

職場のメンタルヘルス対策が十分であるかどうか、確認が望まれます。

詳細はこちら ➡ 令和5年度「過労死等の労災補償状況」を公表します(厚生労働省)

 
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