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令和4年9月9日「女性管理職の割合(課長級以上)前年を下回る( 雇用均等基本調査)」
2022年9月9日
厚生労働省が、昨年10月に従業員数10人以上の全国の企業約6,000社を対象に行い
そのうち3,500社余りから回答のあった雇用均等基本調査で
企業における課長級以上の女性管理職の割合が12.3%と、前年度に比べて0.1%減少したことがわかりました。
課長級以上の女性管理職比率は、平成30年度以降増加していましたが
昨年度は前年度を0.1%下回り、4年ぶりの減少となりました。
詳細は、下記のとおりです。
(企業規模別)10人以上30人未満の事業所で21.1%、5,000人規模の事業所では6.7%
(業種別) 割合が高い業種 ➡ 医療・福祉48.2%、生活関連サービス業・娯楽業24.3%
割合が低い業種 ➡ 製造業8.3%、ガス・水道業など3.3%
女性が会社で活躍することのメリットとして
社内での新たな働き方の構築、両性の視点から生まれる市場ニーズへの柔軟な対応
そして社会的な責任を遂行したとする企業イメージの向上などが挙げられます。
労働法制でも、量より質に考え方がシフトしている昨今、これからの管理職の在り方は
時間的な負荷(量)によるものから、能力やキャリアによる適性(質)によるものへと
急速に変わっていくことは、十分に考えられます。
今回の調査では減少しましたが、今後、短時間勤務や職掌範囲を限定した管理職など
管理職の在り方を女性のワーク・ライフ・バランスに適したものに工夫していくことが
自社内の活性化のみならず、社会全体として減少しつつある、就労人口確保の点からも
大切になるかと思われます。
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