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令和5年10月30日「サーマルカメラの使用・処分にはご注意を」
2023年10月30日
コロナ禍に普及したサーマルカメラ(赤外線を検知して温度を計測できるカメラ)ですが、導入した企業も多いことと思います。このサーマルカメラには顔画像(=個人情報)を保存する機能があるものが確認されていますので、今後も使用を継続する場合でも、もう使用しないので処分を考えている場合でも注意が必要です。
まずは、顔画像の保存機能があるのかないのか、カメラの説明書の確認です。
顔画像の保存機能がない場合は、重大な問題は発生しないことと思います。
顔画像の保存機能がある場合、サーマルカメラの設置場所等に、顔画像の利用目的と(利用目的などなく消去したいケースがほとんどだと思いますが)、検温のみではなくて顔画像も保存される旨を掲示する等の措置が必要になります。
そしてもう使用しなくなったので売却等、処分する場合には、顔画像データを復元不可能な手段で消去することが必要になります。
要するに、ただのカメラではなく、個人情報が詰まったパソコンと同様に考える必要があるということです。
顔画像の保存機能があるなんて思いもせず、売却をして個人情報を流出させてしまった。なんて事がないようにご注意を。
渡辺
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