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令和4年5月23日「週休3日制の導入」
2022年5月23日
新型コロナウィルスの影響により多様な働き方が生まれる中で、
週休3日制の導入についても大企業を中心にニュースになることが多くなりました。
法律的には、休日については4週4日、労働時間は1日8h週40hという最低限の
制限しかないため、週休3日を導入することによる法的リスクはあまりないでしょう。
中小企業で導入を検討する場合には、必ずトライアルを行うようにしてください。
それに伴う、規程の整備や処遇の問題など導入に際しては、かなり多くの作業が
必要となります。
導入について効果があるかについてですが、海外の事例としてよく挙げられるのは、
アイスランドの実験があります。
アイスランド政府と首都レイキャビクの市議会が2015~19年に実施した試験には、
労働人口の1%強に当たる約2500人が参加し、賃金を下げずに、労働時間を週40時間から週35~36時間に減らしました。
労働時間短縮に伴い、職場では会議の短縮や不要な作業の削減、シフトの調整など、仕事の進め方の見直しが進み、
結果として生産性やサービスの低下は見られなかったということでした。
また労働者のストレスも減る結果となり、週休3日導入については一定の効果があるという実験結果となりました。
すべての会社に当てはめることは難しいことかもしれませんが、業務効率化や労働時間の短縮の劇的対策として
検討するもの良いかもしれません。