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令和2年2月26日 通勤災害について

2020年2月26日

合理的な経路及び方法により行う移動であれば、途中で煙草を吸って休憩したり、

コンビニで日用品を購入する程度の些細な行為は、逸脱・中断とみなされませんが、

どこまでが「合理的」と言えるかどうかは、明確な基準はなく過去の例から参考に

するしかありません。実際にあった事例を3つですがあげておきます。

 

①会社からの帰宅途中で理髪店に立ち寄り、髪のセット後、すぐに合理的な経路に

戻ったあとに事故にあった場合(S8.2基発第420号)

→理髪店や美容院に立ち寄る行為は、「日用品の購入その他これに準ずる日常生活上

必要な行為に該当する」として通勤災害と認められた。

 

②業務終了後に、労働組合員である労働者が、事業場内で開催された労使協議会に

6時間ほど出席したのち帰宅途上で事故にあった場合(S11.4基収第2043号)

→「6時間」は長時間であることから通勤災害と認められなかった。

 

③業務終了後に親しい同僚と一緒になったので、会社の近くの喫茶店に立ち寄り

コーヒーを飲みながら雑談し40分程度過ごした後、帰宅途中に事故にあった。

(S11.15基収第1867号)

→喫茶店で40分程度過ごした行為は、「些細な行為」とも「日用品の購入その他

これにずる行為」とも認められず通勤災害と認められなかった。

 

渡辺

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